社員写真の服装と背景は、写真を載せる場所から逆算して決めます。採用サイト(リクルートサイト)や求人票なら入社後に着る服と実際の職場、社員紹介のページなら全員同じ背景と同じ明るさ、が基本です。
このページでは、服装と背景を決める5つのポイントを番号順に並べ、場所別の早見表と、撮影当日に用意するもの・避けたい写り込みをまとめます。
1. まず何を決めればいいですか?
その写真をどこに載せるかです。当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)は、ビルメンテナンス・ビル管理(建物管理)業界の採用動画を中心に、社員写真も撮る映像制作会社です。撮影前に必ず「どこに使うか」を伺ってから、服装と背景を決めています。
理由は、置き場所によって写真に求められる役割が違うからです。採用サイトのメインビジュアルや求人票の1枚目は「ここで働くとどうなるか」を見せる写真で、社員紹介のページは「どんな人がいるか」を見せる写真です。前者は職場と仕事着が情報になり、後者は顔と表情が主役になります。
載せる場所が決まらないまま服装を決めると、「スーツで撮ったが、採用サイトでは作業着の写真が欲しかった」という撮り直しが起きます。最初に、使う場所の一覧(採用サイト・求人票・会社案内・名刺・SNSなど)を作ってください。
2. 採用写真の服装は制服とスーツのどちらですか?
採用サイトと求人票は、入社後に毎日着る服で撮るのが答えです。現場職なら制服・作業着、事務職ならふだんの服装です。求職者は写真を見て「自分がこの服で働く姿」を想像するため、ふだん着ない服装で撮ると、実態とずれた印象が伝わります。
一方で、会社案内(会社パンフレット)や役員の紹介では、スーツや私服を選ぶ会社もあります。取引先に向けた資料では、信頼感や会社の格を見せたいという目的があるためです。どちらが正しいではなく、置き場所ごとに選びます。
| 服装 | 向いている場所 | 撮るときの注意 |
|---|---|---|
| 制服・作業着 | 採用サイト、求人票、採用動画 | 汚れ・しわ・ほつれは目立つ。洗濯済みの1着を用意。名札は外すか裏返す |
| ふだんの服装(オフィスカジュアル等) | 事務職の社員紹介、採用サイトの職場風景 | 柄の細かい服(細いストライプ等)は画面でちらつくことがある |
| スーツ | 会社案内、役員紹介、営業職の名刺 | 採用サイトに流用すると「現場の会社」に見えにくい |
| 保護具あり(ヘルメット・安全帯等) | 現場の仕事風景 | 決まりで着けている保護具は外さずに撮る。保護具を着けたままの撮影を参照 |
迷ったら、同じ日に「仕事着」と「スーツまたは私服」の両方を撮っておく方法もあります。着替えの時間がかかるので、撮影の順番を決める段階で伝えてください。
3. 背景は職場と無地のどちらがいいですか?
社員紹介の顔写真は無地か、ぼかした同じ場所。採用サイトのメインビジュアルや求人票は実際の職場が答えです。
社員紹介の顔写真は、何人も並べて見せるため、背景がばらばらだと人より背景に目が行きます。会議室の白い壁や、オフィスの同じ一角をぼかして使うと、全員が揃います。
反対に、求人票や採用サイトの写真で背景を無地にすると、どんな場所で働くのかという一番の情報が消えます。機械室、管理事務所、巡回する通路、清掃する共用部など、実際に働く場所を背景にしてください。働いている最中の写真が応募につながりやすいことは、応募につながる写真の4条件に書いています。
なお、客先(常駐先)の建物を背景にする場合は、建物側の許可が要ります。許可の取り方は現場で撮影するときの許可の取り方にまとめています。
4. 全員の写真を揃えるには何を統一しますか?
背景・明るさ・服装・構図(顔の大きさと目線の高さ)の4つです。社員紹介のページで1人だけ違うと、その人だけ浮いて見えます。
- 背景 — 同じ壁、同じ場所で撮る。日を分ける場合は撮った場所を写真で記録しておく
- 明るさ — 窓からの自然光は時間で変わるため、照明を1か所に組んで順番に入ってもらう
- 服装 — 「全員制服」「全員ジャケットなし」のように、ルールを1行で決めて事前に伝える
- 構図 — 胸から上、カメラは目の高さ、など。最初の1人を撮ったら残りをそれに合わせる
あとから入社した社員を追加で撮るときも、この4つを書き残しておけば揃えやすくなります。社内で撮る場合の工夫は採用サイトの社員写真はプロに頼むべきか社内で撮れるかにあります。
5. 写してはいけないものは何ですか?
入館証・名札・顧客名の入った掲示物・図面やモニターの画面です。どれも撮る前に外すか、画角から外すのが確実です。撮ったあとに消す加工は手間がかかり、見落としも出ます。
| 写り込みやすいもの | なぜ困るか | 撮る前の対処 |
|---|---|---|
| 常駐先の入館証 | 建物が特定される | 首から外す、胸ポケットにしまう |
| 名札・社員証 | フルネームが読める | 外すか裏返す |
| 顧客名の入った掲示物・ホワイトボード | 取引先の情報になる | はがす、画角から外す |
| 図面・監視モニター・パソコン画面 | 設備やセキュリティの情報になる | 画面を消す、角度を変える |
| 私物・散らかった机 | 職場の印象が下がる | 写る範囲だけ片付ける |
前日までに「写さないもの」の一覧を作り、撮影する側と共有しておくと当日迷いません。撮影前の準備全体は撮影当日までに会社側が準備することにまとめています。
場所別の早見表
| 載せる場所 | 服装 | 背景 |
|---|---|---|
| 採用サイトのメインビジュアル | 仕事着(制服・作業着) | 実際の職場。文字を重ねる余白を残す |
| 社員紹介の顔写真 | 全員同じルール | 無地、または同じ場所をぼかす |
| 求人票の1枚目 | 仕事着 | 働いている最中の職場 |
| 会社案内の表紙・役員紹介 | スーツまたは私服 | オフィス・外観など |
| 名刺・社内報・SNS | 用途に合わせて | 社内で撮っても足りることが多い |
写真と採用動画を同じ日に撮る場合は、服装と背景を動画と揃えられます。OneTrackでは撮影1日30万円〜(企画・撮影・編集込み、写る人数は不問)の枠に、写真も合わせて組めます。まとめ方は会社案内と採用サイトの写真を一度の撮影でまとめて撮るをご覧ください。
よくある質問
Q. 社員写真はスーツで撮るべきですか?
A. 採用サイトと求人票なら、入社後に着る服(制服・作業着・ふだんの服装)で撮るほうが向いています。会社案内や役員紹介ではスーツを選ぶ会社もあります。載せる場所ごとに決めてください。
Q. 制服が古く、色あせています。撮っても大丈夫ですか?
A. 撮れます。ただし色あせや汚れは写真で目立つため、いちばん状態の良い1着を用意してください。新しい制服を導入する予定があるなら、導入後に撮るほうが写真が長く使えます。
Q. 背景に白い壁がありません。
A. 会議室やオフィスの同じ一角をぼかして使えば、全員の背景を揃えられます。大切なのは白いことより、全員が同じであることです。
Q. 顔を出したくない社員の服装はどうしますか?
A. 手元や後ろ姿で撮る場合、制服・作業着がそのまま会社の情報になります。社名の入った作業着やヘルメットがあれば、それを主役にした構図にします。顔出しなしの組み方は顔出しなしの採用動画も参考になります。
Q. アクセサリーや髪型の決まりは作るべきですか?
A. 職場で決まりがあるなら、それに合わせます。撮影のためだけに新しい決まりを作る必要はありません。ふだんの姿のほうが、入社後との差が出ません。
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