採用サイトの社員写真は、全部をプロに頼む必要も、全部を社内で撮る必要もありません。
分かれ目は画質ではなく、「その1枚だけで会社が判断されるかどうか」です。このページでは、採用サイト・求人票・SNSの写真を置き場所ごとに振り分けた表と、社内で撮るときに差が出る3つのこと、プロと社内を混ぜても見た目がばらつかない組み方をまとめます。
社員写真はプロに頼むべきですか?社内で撮れますか?
両方を使い分けるのが答えです。当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)は、ビルメンテナンス・ビル管理業界の採用動画(求人動画・リクルート動画)に特化した映像制作会社で、採用動画と同じ撮影日に社員写真も撮っています。そのうえで、写真をすべて外注することはおすすめしていません。
日々の発信まで外注すると、更新が止まります。採用サイトや求人票の写真は、新しいことそのものが情報です。数年前の写真は、社員の顔ぶれや制服、設備が変わっているとすぐに分かり、「更新していない会社」に見えます。
どの写真をプロに、どの写真を社内に回しますか?
置き場所で決めます。求職者が一瞬で会社の印象を決める場所だけをプロに回し、量と鮮度が要る場所は社内で撮ります。
| 置き場所 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 採用サイトのメインビジュアル | プロ | サイトを開いた最初の1枚。文字を重ねる余白や横長の構図まで決めて撮る必要がある |
| 社員紹介の顔写真 | プロ | 全員の背景と明るさを揃える必要がある。1人だけ違うと、そこだけ浮く |
| 求人票(求人媒体)の1枚目 | プロ | 小さく表示され、一覧の中で比べられる。何の仕事かが一目で分かる画が要る |
| 会社案内の表紙 | プロ | 冊子の顔で、縦長の構図が要る |
| 求人票の2枚目以降 | 社内 | 1枚目で興味を持った人が見る補足。新しさと枚数のほうが効く |
| SNSの日常投稿・社員ブログ | 社内 | 頻度が命。外注すると続かない |
| 社内報・朝礼やイベントの記録・現場の進捗共有 | 社内 | 記録が目的。スマートフォンで十分 |
上の4つをプロに回すと、枚数としては多くありません。社員紹介の顔写真は人数分が要りますが、ほかは各1枚〜数枚です。
なぜ画質では分けないのですか?
いまのスマートフォンで撮った写真は、画質だけならウェブに載せて困ることはまずありません。差が出るのは、構図・明るさ・揃い方・写り込みの判断です。
たとえば社員紹介の顔写真を社員が1人ずつ撮ると、撮る場所と時間帯がばらばらになり、背景と明るさが揃いません。求職者は1枚ずつではなく並びで見るので、揃っていないこと自体が「急ごしらえ」に見えます。メインビジュアルは、文字を重ねる位置を先に決めて人物を片側に寄せる、といった設計が要ります。プロに払うのは、シャッターではなくこの判断です。
社内で撮るとき、何で差が出ますか?
明るさ、働いている最中かどうか、写り込みの3つです。応募(エントリー)につながる写真の条件は「人が写っている・働いている最中・顔が見える明るさ・撮影日が新しい」の4つで、社内で撮るときに外れやすいのが次の3つです。
暗い現場では、どうすればいいですか?
窓際に立ってもらう、作業灯を顔の側に向ける。この2つで見え方が変わります。機械室の中で暗いまま撮った写真は、どれだけ枚数があっても使えません。暗い写真は職場も暗く見えます。
ポーズを取ってもらうのは、だめですか?
だめではありませんが、効きにくい写真です。並んで笑っている集合写真や腕組みのポーズより、手が動いている画のほうが仕事の中身が伝わります。点検・巡回・清掃・受付など、その職種で1日の中に多い作業の最中を撮ってください。
写してはいけないものは何ですか?
顧客名の入った掲示物、図面、鍵、入館証、監視画面、建物名の表示です。撮ってから消すより、撮らないほうが確実です。客先の建物で撮るなら施主の許可が要り、報告書用の写真と採用サイトに載せる写真は別の承諾になります。詳しくは現場の撮影許可の取り方にまとめています。
プロと社内の写真を混ぜても、ばらつきませんか?
基準の1枚を先にプロで作れば、ばらつきは抑えられます。ここからは当社が勧めている進め方です。
- プロの撮影日に、置き場所の決まった写真を撮る — メインビジュアル・社員紹介・求人票の1枚目
- 同じ日に、社内で撮るときの「型」を決めておく — 服装(作業着か制服か)、名札は外すか裏返すか、明るい場所はどこか
- 社内の写真はその型に合わせて撮り足す — SNS・求人票の2枚目以降・社員ブログ
服装と場所が揃っていれば、撮った人が違っても同じ会社の写真として並びます。
プロに頼むと、いくらかかりますか?
写真だけを頼む場合、写真の世界では人数・カット数・仕上げの範囲で決まるのが一般的です。当社も写真だけの場合は、この3つを伺ってからお見積もりします。
採用動画と同じ日に撮る場合は、当社では撮影1日30万円〜の枠に収まり、写る方の人数では金額が変わりません。社員のプロフィール写真、働いている様子のカット、集合写真は、動画の撮影の合間に撮れます。写真と動画を分けて発注すると社員の拘束が二度発生し、写っている人や服装が食い違うことも起きます。
頼み先の選び方は社員のプロフィール写真を撮ってくれる会社の選び方に、写真と動画を同じ日にまとめる段取りは会社案内と採用サイトの写真を一度の撮影でまとめて撮るに書いています。
よくある質問
Q. 採用サイトに載せる社員写真は、プロに頼むべきですか?それとも社内で撮れますか?
A. 置き場所で分けてください。採用サイトのメインビジュアル、社員紹介の顔写真、求人票の1枚目、会社案内の表紙は、その1枚で会社の印象が決まるのでプロに頼む価値があります。求人票の2枚目以降、SNSの日常投稿、社内報、イベントの記録は社内のスマートフォンで十分です。分かれ目は画質ではなく「その1枚だけで判断されるかどうか」です。
Q. 社員紹介の顔写真を、社員が交代でスマートフォンで撮ってもいいですか?
A. 撮れますが、背景と明るさが揃わないことが多くなります。社員紹介は並びで見られるので、揃っていないと急ごしらえに見えます。社内で撮るなら、同じ場所・同じ時間帯・同じ向きで撮る、服装を揃える、を決めてからにしてください。
Q. 社内で撮った写真が暗くなってしまいます。
A. 窓際に立ってもらう、作業灯を顔の側に向ける、の2つを試してください。機械室などの暗い場所で、そのまま撮った写真は使えません。暗い写真は、職場そのものが暗いと受け取られます。
Q. 採用サイトの写真は、どれくらいの頻度で撮り直せばいいですか?
A. 決まった年数はありませんが、社員の顔ぶれ・制服・設備が変わったら撮り直しどきです。退職した社員が写っている、制服のデザインが変わる前の写真が残っている、という状態は求職者にすぐ分かります。社内で撮る写真を定期的に足していくと、全部を撮り直す必要が減ります。
Q. プロの撮影と採用動画の撮影を同じ日にまとめられますか?
A. まとめられます。当社(株式会社OneTrack)は撮影1日30万円〜で、同じ日に撮れる写真は追加の撮影費なしで撮ります。出演される方・写る方の人数が増えても金額は変わりません。
関連ページ:応募につながる写真の4条件/採用写真と採用動画を1回の撮影で撮る
2026年9月24日 公開

