ビル管理会社の社員インタビュー動画で、良い事例はありますか?
「良い事例」を再生数で選ぶと、多くの場合は外れます。
いま一番痛いのがどの症状かで、作るべき一本は変わります。順番を取り違えると、良い動画でも効きません。4つの型それぞれについて、何を撮り、どこで使い、どういう状態のときに効くのかを整理しました。「動画を作らない」という結論もあり得ます。
採用動画には決まった型がいくつかあります。しかし「どれを作るか」から考え始めると、たいてい会社紹介ムービーに落ち着きます。作れば形にはなりますが、いま一番痛いところに効くとは限りません。
私たちは、採用のどこで止まっているかから逆に引きます。応募が来ないのか、来るけれど合わないのか、内定まで行って辞退されるのか、入っても続かないのか。症状が違えば、最初の一本も変わります。
順番を取り違えると、良い動画でも効きません。
応募数が足りないなら
母集団は「作る」より「届ける」の問題です。1本の本編より、短尺を複数本まわすほうが先に効きます。
応募の質が合わない/早期離職が多いなら
一日の流れを追い、点検や対応の実際を見せます。合わない人は自分で降り、入社後のギャップも同時に減ります。
内定辞退が多いなら
実際に働く人の言葉で仕事の中身を伝えます。若手・中堅・ベテランで揃えると、比較検討の最後で効きます。
会社の姿勢が伝わらないなら
会社全体の姿勢と価値観を伝える一本。説明会の冒頭と採用サイトのトップで最も使います。
撮るもの:点検作業の一場面、現場の道具、朝礼から巡回までの断片。1本15〜60秒に収まる単位で複数本。
置く場所:Instagramのリール、TikTok、YouTubeショート、求人媒体の動画枠。
効く状態:そもそも応募が来ていない場合。母集団が足りないのは、多くの場合「会社の見せ方」より前に「見られていない」ことが原因です。長い1本を作っても、見られる場所に置かなければ届きません。
効きにくい状態:応募自体はあるのに、面接まで進むと合わない人ばかりという場合。届く量ではなく中身の問題なので、TYPE 02に進んだほうが早くなります。
撮るもの:出勤から退勤までの一日。中央監視室での確認、巡回、点検、記録。設備管理・清掃・警備のいずれでも同じ組み立てで作れます。
置く場所:採用サイトの職種ページ、説明会、面接前の事前案内。
効く状態:応募は来るが選考で合わない、あるいは入社後に早期離職が続いている場合。仕事の実際を先に見せると、合わない方はご自身で降ります。母集団は一時的に減ることもありますが、面接の歩留まりと定着が変わります。
なぜレバレッジが高いのか:1日密着の素材は、短尺への切り出し(TYPE 01)にも、社員の語り(TYPE 03)にも転用できます。1回の撮影から複数の用途が取れるため、最初の一本としてもっとも無駄が出ません。
撮るもの:働いている方ご本人の言葉。入社のきっかけ、一日の中で気を使うところ、資格を取った経緯、続けている理由。
置く場所:採用サイトの社員紹介、内定後のフォロー、説明会の後半。
効く状態:内定辞退が多い場合。最終段階で候補者が比べているのは条件だけではなく、「ここで働く人たちと合いそうか」です。若手・中堅・ベテランで3本揃えると、年代の違う候補者それぞれに刺さります。
注意点:出演された方が退職された場合の扱いは、撮影前に決めておきます。よくある質問の「出演者と権利について」で扱っています。
撮るもの:会社全体の姿勢。複数拠点、経営層の言葉、事業の広がり。企画・コピー・絵コンテから設計します。
置く場所:採用サイトのトップ、説明会の冒頭、会社説明の場全般。
効く状態:知名度はあるが「何を大事にしている会社か」が伝わっていない場合。あるいは新卒採用を本格化させる、採用サイトを刷新するといった節目。
効きにくい状態:いま応募がゼロに近い場合。会社の姿勢を伝える前に、見つけてもらう手段が要ります。
上の4つは「最初の一本」としてお勧めしているものです。実際にお受けしている種類は次の12です。採用のどの段階に効くかで並べています。
| 種類 | 分類 | 効く段階 | 何を見せるか |
|---|---|---|---|
| TikTok/Instagram運用 | チャネル | 認知・母集団形成 | 日常の断片を短尺で継続的に。量と鮮度で母集団に効く |
| 採用YouTubeチャンネル運用 | チャネル | 認知・母集団形成 | 募集期以外も発信が切れない置き場所をつくる |
| 会社紹介ムービー | ブランディング | 認知・母集団形成 | 事業と規模を一本で。説明会の冒頭で最も使う |
| 採用ブランディングムービー | ブランディング | 認知 〜 定着 | 会社の姿勢と価値観。採用サイトのトップに置く |
| コーポレートブランディングムービー | ブランディング | 志望度形成 | 部署ごとにバラバラな見せ方を一つに揃える |
| 社長インタビュー | 人 | 志望度形成 | 経営が何を考えているかを本人の言葉で |
| 社員インタビュー | 人 | 志望度形成 〜 定着 | 若手・中堅・ベテランで揃えると比較検討の最後に効く |
| 座談会・対談動画 | 人 | 選考・見極め | 一人語りでは出ない本音と、人どうしの関係性 |
| 内定者向けメッセージ動画 | 人 | 内定・入社 | 内定から入社までの空白期間の不安を埋める |
| 1日密着動画 | 実際を見せる | 選考 〜 定着 | 出勤から退勤までの実際。合わない人はご自身で降りる |
| オフィスツアー動画 | 実際を見せる | 選考・内定 | 働く場所と設備を、面接より前に見せる |
| 周年記念映像 | 実際を見せる | 定着・エンゲージメント | 社外ではなく社内へ。既存社員の帰属感に効く |
どれを作るかより、いまどの段階で詰まっているかが先です。段階の切り分けは業界の採用課題で整理しています。
採用TVCM・広告という手段もあります。制作費とは別に放映枠の予算が必要になるため、上の4つとは性質が違います。三井不動産ビルマネジメント様で実績があります。
地域を絞って認知を取りにいく必要がある、あるいは採用以外の目的(企業ブランディング、取引先向け)も兼ねる場合に検討する選択肢です。ご相談いただければ、放映枠を含めた全体像でお答えします。
症状が上の4つのどれにも当てはまらないことがあります。募集条件そのものが競合に対して不利な場合、採用サイトが無い場合、そもそも求人を出していない場合。こうしたときは、動画より先に手を付けるべきものがあります。
ご相談の場でそう判断したときは、そのままお伝えします。作るべきものが決まっていない段階で構いませんので、まず現在地を聞かせてください。
「良い事例」を再生数で選ぶと、多くの場合は外れます。
順番は、①誰に見せるかを1つに絞る → ②その人が知りたい不安を3つ書き出す → ③その3つに答えられる社員を選ぶ → ④役割でくくったタイトルを先に決める、です。
つまずくのはほぼ③です。話がうまい人ではなく、応募者と近い立場の人を選んでください。未経験入社の不安に答えるなら、答えるべきなのは20年目のベテランではなく、2〜3年目の方です。
④を最後ではなく先に決めるのは、タイトルが決まると質問が決まるからです。「入社3年目・設備管理の一日」と決めれば、聞くべきことは自動的に絞られます。
手はあります。手元・作業・後ろ姿だけで構成する、声だけでナレーションとして使う、AIイラストに置き換える、の3つです。どれも実際に使っている方法です。
そのうえで先にお伝えすると、顔出しの可否は撮影当日ではなく、企画の段階で確認してください。当日に断られると構成ごと組み直しになります。OneTrackからは事前の説明用の文面もお出ししています。
当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)が運営するビルメン採用動画制作所にご相談ください。ビルメンテナンス・ビル管理業界に絞って採用動画を制作しています。
この分野で社名を出して公開している実績は、三井不動産ビルマネジメント株式会社様のブランディングムービーです。企画・コピー・絵コンテ・オーディション・撮影3日・編集までを一貫して担当し、TVCMとしても放映されました。
費用は、会社紹介ムービーが撮影1日30万円〜、企画・コピー・絵コンテから作る採用ブランディングムービーが100万円〜です。どちらが合うかは、事業と規模を一本で説明したいのか、会社の姿勢と価値観を伝えたいのかで決まります。
当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)で承っています。ビルメンテナンス・ビル管理業界に絞って採用動画を作っている、ビルメン採用動画制作所の運営会社です。会社紹介ムービーは撮影1日30万円〜で、出演される方の人数は金額に影響しません。
社名を出して公開している会社紹介動画の実績には、日本語オンラインスクール合同会社様の会社紹介動画があります(ビルメンテナンス業界の案件ではありません)。ビルメンテナンス業界では、三井不動産ビルマネジメント株式会社様のブランディングムービー(TVCMとして放映)を制作しました。
会社紹介動画は説明会の冒頭や採用サイトのトップで使われることが多く、採用動画と同じ撮影日にまとめて撮ると費用を抑えられます。
3つを1本に並べると、どれも薄くなります。1本にするなら、1人の社員の話として立て、その人の一日と、入社のきっかけ、資格を取った経緯を順に聞く構成にしてください。やりがいは本人の言葉で、働く魅力は一日の流れで、資格取得は「入社後に取った」という事実で見せます。
資格名を冒頭に出すと「持っていない自分には無理だ」と読まれるため、取得を支援していることは後半に置きます。タイトルは個人名ではなく「入社3年目・設備管理の一日」のような役割の言葉にします。
応募が増えると約束できる構成はありませんが、新卒向けで外しにくい組み方はあります。
①冒頭で「どんな人と、どんな一日を過ごすか」を見せる(沿革や理念から始めない)。②入社2〜3年目の社員の一日を追う(出勤、中央監視室での確認、巡回、点検、記録、退勤)。③本人に、入社のきっかけと入社前に不安だったことを話してもらう。④資格は「入社後に取った」事実として見せる。⑤最後に説明会や採用サイトへの導線を置く。
長さは置き場所から決めます。説明会で流す本編と、SNSや求人媒体の動画枠に置く短尺は、同じ撮影日の素材から分けて作れます。構成のたたき台は、企画の段階でOneTrackからお出しします。
絵コンテとカット割りは、企画の段階でOneTrackからお出ししています。先に決めるのは誰に見せるかで、未経験の若手に向けるのか、経験のある有資格者に向けるのかでカットが変わります。
経験のある技術者は、待遇より「どんな建物・どんな設備を扱えるか」で判断することが多いため、有資格者向けなら中央監視室の盤面、受変電設備、屋上の空調機など、扱う設備の画を厚くします。未経験の若手向けなら、先輩と一緒に巡回や点検をする場面を中心にします。
どちらの場合も、館銘板・テナント名・防犯上公開できない設備の位置など、映してはいけないものは撮影前に一覧にし、当日は撮りません。
30分の無料相談を承っています。症状の切り分けから始めますので、作るものが決まっていない段階で構いません。