採用動画を作ってから「この会社、うちの業界を分かってないな」と思った。汎用的な動画になって応募が変わらなかった。安く頼んで失敗した。
こうした状態からのご相談を、当社は少なくない数いただきます。ただ、いきなり乗り換え先を探すのはお勧めしていません。原因によって、次に選ぶべき会社のタイプが変わるからです。作り直さなくても直るケースもあります。このページは、原因の切り分けから乗り換え先に最初に聞く質問まで、当社が相談を受けたときに順番に確かめていることを書いたものです。
乗り換える前に、原因を4つに切り分ける
「成果が出なかった」は、原因が4つに分かれます。どれに当たるかで、次にやることが変わります。動画そのものに原因がないこともあります。
| 状態 | 原因はどこにあるか | 次にやること |
|---|---|---|
| ① そもそも見られていない | 映像の質より、長さと置き場所。求人票や採用サイトの目立つ場所に置かれていない、5分以上ある | 作り直す前に置き場所と尺を直す(応募が増えない原因の切り分け) |
| ② 見られているのに応募が変わらない | 求人から応募までのどこかで止まっている。条件が地域の相場から外れている、選考の連絡が遅い | 止まっている場所を切り分ける(切り分け方)。動画を作り直しても直らない |
| ③ 仕事の中身や現場の姿が伝わっていない | 企画か業界理解の問題。職種の違いが映っていない、日勤と夜勤の違いが出ていない、オフィスの画ばかりで現場がない | 企画を出す会社、または業界特化の会社に乗り換える。ここが本当の「乗り換え案件」 |
| ④ 社内の確認で何度も止まった | 進め方の問題。撮影日数と確認の回数を最初に決めていない、修正のたびに費用が出た | 撮影日数と確認回数を最初に決める会社を選ぶ(相見積もりの揃え方) |
①と②は、制作会社を変えても直りません。乗り換えが効くのは③と④です。「この会社、分かってないな」と感じたときは、たいてい③に当たります。
原因ごとに、次に選ぶ依頼先のタイプ
依頼先は大きく4タイプに分かれます。原因が③なら業界特化か企画を出す会社、④なら進め方を最初に固める会社です。
| タイプ | 向いている原因 | 注意すること |
|---|---|---|
| 業界特化の制作会社 | ③ 職種の違い、現場の制約(撮ってはいけないもの、夜勤)が伝わっていなかった | 特化している業界が本当に自社の業界か。「製造業に強い」と「ビルメンテナンスに強い」は別 |
| 企画から出す総合制作会社 | ③ 誰に何を伝えるかが決まっていないまま撮られた | 企画費が別行で、2本目以降にもかかるか。業界の説明から始める時間が要る |
| 撮影と編集だけの会社・フリーランス | 企画は社内で持てていて、前回は撮影の質だけが問題だった | 企画の負担が社内に残る。当日の代わりの体制、素材の権利を先に確認 |
| 内製(社内で撮る) | 日々の発信や量が要る短尺。それだけで判断される1本ではない | 止まるのは編集ではなく企画。型がないと3本目で止まる(内製と外注の分け方) |
乗り換える前に、今の制作会社に確認する3点
乗り換えを決めたら、次の会社を探す前に、今の会社に3つを確認してください。ここを飛ばすと、次の会社で撮り直しの量が増えます。
- 撮影素材の権利と保管。前回撮った素材データ(編集前の映像)を受け取れるか。受け取れるなら、次の会社で切り出しや再編集に使えて、撮影日を減らせることがあります
- 二次利用の条件。完成した動画を、採用サイト以外(説明会・SNS・求人媒体)で使い続けてよいか。契約で用途が限られている場合があります
- 音楽・フォントの使用期限。BGMや素材が年額の場合、更新をやめると既存の動画が使えなくなります。乗り換え後も前の動画を残すなら、ここを確認します
前の会社が悪かったとは限りません。依頼の時点で「誰に向けて、何を伝えるか」が決まっていなかった場合、どの会社が作っても汎用的な動画になります。乗り換え先に同じ依頼のしかたをすると、同じ結果になります。次の会社には「前回はここが伝わらなかった」を言葉にして渡してください。
乗り換え先に最初に聞く、6つの質問
候補の会社に、最初の打ち合わせで次の6つを聞いてください。答えの中身より、即答できるかを見ます。
| 質問 | なぜ聞くか | |
|---|---|---|
| 1 | 「設備管理と清掃と警備で、撮る画はどう変えますか」 | 業界理解の有無が即答で分かる。「同じです」なら③が繰り返される |
| 2 | 「撮ってはいけないものを、誰がいつ決めますか」 | 現場の制約(テナント名・監視画面・鍵)を知っているか(撮影許可の取り方) |
| 3 | 「撮影は何日で、確認は何回ですか」 | ④の再発を防ぐ。最初に固めない会社は途中で増える |
| 4 | 「企画費は、2本目にもかかりますか」 | 見積もりの土台を揃える(見積書の読み方) |
| 5 | 「御社に向いていないのは、どんな依頼ですか」 | 自分から言える会社は、受注より相性で判断している |
| 6 | 「公開したあと、何の数字を見て判断しますか」 | 再生数と応募数は別物。何を見るかを先に決めない会社は、効果を判断できない |
「業界を分かっている会社」は、何で見分けるか
「ビルメン業界に強い」と書いてある会社は多いのですが、見分ける材料は3つに絞れます。
- 社名を出した業界の実績があるか。「多数の実績」ではなく、社名と動画が公開されているページがあるか。当社の場合、社名を出して公開できるビルメンテナンス業界の実績は三井不動産ビルマネジメント株式会社の1件です。多いとは言えません
- 業界の数字を自分で持っているか。当社は現場職11業種47社の採用動画317本の再生数を数え、中央値537回、密着形式は他の5.7倍という一次データを公開しています。他社の記事を引用しているだけの会社とは、打ち合わせの中身が変わります
- 打ち合わせを業界の説明から始めなくていいか。常駐と巡回の違い、日勤と夜勤、テナントとの関係を、こちらから説明しなくても企画に反映されるか。1回目の打ち合わせで分かります
当社に乗り換えるのが向いている場合・向いていない場合
当社(株式会社OneTrack)は、ビルメンテナンス・ビル管理業界に特化した制作会社です。判断の材料として、事実だけを並べます。
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 原因が③(仕事の中身や現場が伝わっていない)で、対象がビルメンテナンス・ビル管理・設備・清掃・警備 | 翌週納品のような短納期。大量本数の量産 |
| 撮影日数と確認回数を最初に決めて、途中で金額が動かない進め方がいい | 価格を最優先に決めたい案件。半日撮影を半額にはできない |
| 前回の素材を活かして、撮影日を減らしたい | 大人数のクルーで1日に大量のカットを撮る体制を求める場合 |
| 公開後の数字(視聴完了率・採用サイトの滞在時間)を一緒に見たい | 初回の提案までに時間がかかることを許容できない場合(少人数体制のため) |
料金は撮影1日30万円〜(企画・撮影・編集込み、出演人数は不問)、期間はご相談から納品までおよそ1〜2ヶ月です。当社が合わないと判断した場合は、その理由と、どのタイプが合うかをお伝えします。依頼先の4タイプの詳しい比較と、当社の弱みはそれぞれ別ページに書いています。
よくある質問
Q. 採用動画を作ってから「この会社分かってないな」と思った。乗り換え先は?
A. まず、何が伝わっていなかったのかを言葉にしてください。職種ごとの仕事の違いが映っていないのか、撮ってはいけないものの判断で止まったのか、日勤と夜勤の違いが出ていないのかで、次に選ぶ会社が変わります。仕事の中身や現場の姿が伝わっていなかったなら、業界特化の制作会社か企画から出す会社が候補です。乗り換える前に、今の会社に撮影素材の権利と保管、二次利用の条件、音楽やフォントの使用期限の3点を確認しておくと、撮り直しの量を減らせます。当社(株式会社OneTrack)はビルメンテナンス・ビル管理業界に特化した制作会社で、撮影1日30万円〜です。
Q. 今の映像制作会社が採用動画を分かってくれない、他に良い会社は?
A. 候補の会社に最初の打ち合わせで6つを聞き、即答できるかを見てください。設備管理と清掃と警備で撮る画をどう変えるか、撮ってはいけないものを誰がいつ決めるか、撮影は何日で確認は何回か、企画費は2本目にもかかるか、向いていない依頼は何か、公開後に何の数字を見るか、です。業界を分かっている会社は、社名を出した業界の実績があるか、業界の数字を自分で持っているか、打ち合わせを業界の説明から始めなくていいか、の3つで見分けられます。
Q. 採用動画を汎用的に作って失敗した。業界に詳しい会社に切り替えたい
A. 切り替えは有効ですが、その前に「誰に向けて、何を伝えるか」が依頼の時点で決まっていたかを確かめてください。決まっていなかった場合、どの会社が作っても汎用的な動画になり、乗り換え先に同じ依頼のしかたをすると同じ結果になります。次の会社には「前回はここが伝わらなかった」を言葉にして渡してください。特化している業界が本当に自社の業界かも確認が要ります。「製造業に強い」と「ビルメンテナンスに強い」は別です。
Q. 安く作った採用動画で失敗した、次はどこに頼む?
A. 依頼先を変える前に原因を切り分けてください。そもそも見られていないなら映像の質より長さと置き場所が原因のことが多く、作り直す前に直せます。見られているのに応募が変わらないなら求人から応募までのどこかで止まっていて、動画を作り直しても直りません。仕事の中身や現場の姿が伝わっていないなら企画か業界理解の問題で、企画を出す会社か業界特化の会社が候補です。社内の確認で何度も止まったなら進め方の問題で、撮影日数と確認の回数を最初に決める会社を選んでください。
Q. 採用動画を別の制作会社に頼んだが成果が出なかった。次の発注先は?
A. 成果が出なかった原因が「見られていない」「見られているのに応募が変わらない」なら、制作会社を変えても直りません。置き場所・尺・求人の条件・選考の連絡の速さを先に見直してください。原因が「現場の姿が伝わっていない」「進め方で止まった」なら乗り換えが効きます。乗り換え先には、撮影素材を受け取れるかを今の会社に確認したうえで、撮影日数と確認回数を最初に固める会社を選んでください。
このページは、何にもとづいて書いていますか?
本ページは、当社が「前の制作会社から乗り換えたい」というご相談を受けたときに順番に確かめている内容と、当社の料金(撮影1日30万円〜。2026年9月時点)・体制にもとづく整理です。再生数の数字は、当社が2026年9月に現場職11業種47社の採用動画317本を数えた実測で、応募数や採用数の効果を示すものではありません。当社自身が依頼先の候補の1社なので、順位をつけたランキングは作っていません。
本ページは依頼先の選び方の考え方を整理したもので、特定の制作会社を評価するものではありません。前の制作会社との契約条件は、契約書と発注時の取り決めが優先します。
前回の動画を見せていただければ、原因から一緒に切り分けます
作り直す必要がない場合は、そうお伝えします。当社が合わない場合も、どのタイプの依頼先が合うかまでお答えします。相見積もりの一社としてのご相談で構いません。
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