採用動画の見積書を初めて受け取ると、「企画費」「ディレクション費」「一式」といった行が並んでいて、何にいくら払うのかが読み取れないことがあります。
このページは、見積書のどの行が何の作業か、企画費とは何か、そして社内で予算を通すときにどこを3行で説明すればいいかを、当社が見積もりをお出しするときの説明そのままに書いたものです。
見積書の内訳は、どこを見ればいいですか?
採用動画の見積書で判断が割れやすいのは、総額より何が含まれているかです。同じ金額でも、企画から公開後の運用まで入っているのか、編集だけなのかで、高いか安いかの結論が逆になります。次の5つの工程が、それぞれどの行に入っているかを確かめてください。
| 工程 | 中身 | 確かめること | 当社の場合 |
|---|---|---|---|
| 企画 | 誰に何を伝えるかの整理、出演者と撮影シーンの選定、質問項目の設計、当日の進行表づくり | 別の行になっている場合、2本目以降にもかかるのか | 別立てにせず、撮影1日30万円〜に含めています |
| 撮影 | 撮影に来る人数と拘束日数、拠点数 | 金額が日数で決まるのか、出演人数で加算されるのか | 撮影1日30万円〜。ディレクターとカメラの2名。出演人数は金額に影響しません |
| 編集 | 本編の編集、初稿の確認と修正、短尺の切り出し | 修正は何回までか。納品されるのは何が何本か | 本編に加えてSNS用の短尺の切り出しをお渡しします。納品を分ける場合は2本目以降+10万円/本 |
| 投稿 | SNSや求人媒体への掲載・投稿の代行 | 制作費に含まれているのか、月額の別契約なのか | 制作費には含めていません。必要な場合は別途ご相談いただいています |
| 分析 | 公開後の再生数・視聴完了率の確認、次の1本への反映 | 入っているか。入っていないなら誰が見るのか | 公開前に指標(視聴完了率・採用サイトの滞在時間)を決め、公開後に一緒に確認します |
「一式」とまとめられている見積書は、この5つのどこまでが入っているかを見積もり段階で必ず聞いてください。当社の場合、企画・撮影・編集の比率はおおむね企画2割、撮影4割、編集4割です。
「企画費」は、何に対する費用ですか?
撮影の前に「何を撮るか」を決める作業の費用です。中身は次の4つです。
- 誰に何を伝えるかの整理。設備・清掃・警備のどの職種に向けるか、応募が止まっている理由は仕事の中身が見えていないことか、条件か
- 出演者と撮影シーンの選定。誰に、どの場所で、何をしているところを撮るか
- 質問項目の設計。インタビューで何を聞けば、求職者が知りたいことに答える言葉が出てくるか
- 当日の進行表づくり。朝から夕方まで、どの順で、誰を、どこで撮るか。現場を止めないための時間割
当社は企画費を別立てにせず、撮影1日30万円〜に含めています。企画だけ切り出して安く見せても、そこが薄いと撮影当日にやり直しが出るためです。
他社の見積書を比べるときは、ここに注意してください。企画費が別行になっている場合、その金額が撮影日数に比例するのか、一度きりなのかで2本目以降の総額が変わります。相見積もりを取るなら「企画費は2本目にもかかりますか」と聞くと、比較の土台が揃います。揃える項目の全体は相見積もりの揃え方にまとめています。
見積もりは、何が決まれば出せますか?
撮影日数・拠点数・納品本数・企画の作り込みの4つです。出演人数は金額に影響しません。この4つが決まれば金額は確定します。
まだ決まっていない段階でも、拠点数と撮りたい内容を伺えれば、どの幅に収まるかはその場でお答えします。「概算だけ知りたい」というご相談で構いません。
| 決めること | 決まっていないときの目安 |
|---|---|
| 撮影日数 | 1拠点なら1日。複数拠点、または日勤と夜勤を別の日に撮るなら2日 |
| 拠点数 | まず1拠点。許可が取りやすく、施主との関係が長い現場(許可の取り方) |
| 納品本数 | 最初の1本なら本編1本+短尺。職種別に分けるなら3本 |
| 企画の作り込み | いまある素材を整えて撮るなら通常枠。コピーと絵コンテから作るなら採用ブランディングムービー(別枠) |
社内で予算を通すとき、見積書のどこを説明すればいいですか?
3行に絞れます。
- 撮影日数。この金額が、人数でも本数でもなく拘束日数で決まっていること。「1日の拘束で30万円」は、社内の誰が聞いても他社と比べられる単位です
- 納品本数。何が何本、社内に残るか。本編1本+短尺なのか、職種別に3本なのか
- 使用期間。買い切りであれば、一度払って何年使えるか。3年使うなら年あたりの費用は3分の1
逆に、稟議で説明しづらいのは何をするのか分からない行です。「企画費」「ディレクション費」だけが並んでいると、決裁者は削る候補として見ます。当社が撮影日数で値付けしているのは、この説明のしやすさも理由です。
決裁者から出やすい反対意見(高い・効果が測れない・社内で作ればいい・なぜこの会社か)への答え方と、添付する4点(見積書・企画案・スケジュール・実績)は、稟議通過キットに別ページでまとめています。
何年使うかで、年あたりの費用はどう変わりますか?
金額そのものより、何年使うかを先に決めるほうが重要です。3年使う前提なら、年あたりの費用は3分の1になります。毎年作り直す前提の安い動画より、数年もつ1本のほうが総額では安くなることがあります。
| 組み方 | 制作費 | 使用年数 | 年あたり |
|---|---|---|---|
| 撮影1日・本編1本+短尺 | 30万円 | 3年 | 10万円 |
| 撮影1日・職種別3本 | 50万円 | 3年 | 約17万円(1本あたり約5.6万円) |
| 撮影2日・複数拠点 | 80万円 | 3年 | 約27万円 |
年あたりの費用を求人媒体や人材紹介で1名採用するのにかかっている費用と並べると、稟議書の費用対効果の欄がそのまま書けます。
当社の見積書の読み方
当社(株式会社OneTrack)の見積書は、行が少ないです。金額を決めるのが撮影日数・拠点数・納品本数の3つだけだからです。
- 撮影1日:30万円〜(企画・撮影・編集を含む。本編1本+SNS用の短尺切り出し。出演人数は不問)
- 納品を職種別に分ける:2本目以降+10万円/本(3本で50万円〜)
- 撮影2日〜・複数拠点:80万円〜
- 採用ブランディングムービー:100万円〜(企画工数で決まる別枠)
- 移動費・宿泊費は撮影費と分けて実費で明示。採用サイト・説明会・SNSへの二次利用に追加費用なし
稟議に使える資料(目的・想定効果・費用の内訳・スケジュールを1枚にまとめたもの)は、最初のご相談の時点で社内で必要な体裁を伺ってお渡しします。予算別にどこまでできるかは料金のページに書いています。
よくある質問
Q. 採用動画の見積もりの内訳は、どこを見ればいいですか?
A. 企画・撮影・編集・投稿・分析の5つの工程が、それぞれどの行に入っているかを見てください。同じ総額でも、企画から公開後の運用まで入っているのか、編集だけなのかで高いか安いかの結論が逆になります。「一式」とまとめられている場合は、どこまでが入っているかを見積もり段階で聞いてください。当社(株式会社OneTrack)は撮影1日30万円〜に企画・撮影・編集を含み、比率はおおむね企画2割・撮影4割・編集4割です。
Q. 採用動画の見積もりにある「企画費」は、何に対する費用ですか?
A. 撮影の前に「何を撮るか」を決める作業の費用です。誰に何を伝えるかの整理、出演者と撮影シーンの選定、質問項目の設計、当日の進行表づくりが中身です。当社は企画費を別立てにせず撮影1日30万円〜に含めています。他社の見積書で企画費が別行になっている場合は、その金額が2本目以降にもかかるのか一度きりなのかを確認すると、比較の土台が揃います。
Q. 採用動画の見積もりは、何が決まれば出せますか?
A. 撮影日数・拠点数・納品本数・企画の作り込みの4つです。出演人数は金額に影響しません。この4つが決まれば金額は確定し、決まっていない段階でも拠点数と撮りたい内容を伺えばどの幅に収まるかはその場で答えられます。
Q. 採用動画の予算を社内で通すとき、見積もりのどこを説明すればいいですか?
A. 3行に絞れます。撮影日数(金額が人数でも本数でもなく拘束日数で決まっていること)、納品本数(何が何本、社内に残るか)、使用期間(買い切りなら何年使えるか。3年なら年あたりの費用は3分の1)です。逆に「企画費」「ディレクション費」だけが並ぶ見積書は、決裁者が削る候補として見ます。当社が撮影日数で値付けしているのは、この説明のしやすさも理由で、「1日の拘束で30万円」は社内の誰が聞いても他社と比べられる単位です。
Q. 作った採用動画は何年使えますか。年あたりの費用はどう考えればいいですか?
A. 金額そのものより、何年使うかを先に決めるほうが重要です。3年使う前提なら年あたりの費用は3分の1になり、撮影1日30万円の動画なら年10万円、職種別3本50万円なら年約17万円です。毎年作り直す前提の安い動画より、数年もつ1本のほうが総額では安くなることがあります。
このページは、何にもとづいて書いていますか?
本ページは、当社の料金(撮影1日30万円〜、納品2本目以降は1本あたり10万円の加算。2026年9月時点)と、当社が見積もりをお出しするときに先方に説明している内容にもとづく整理です。他社の見積書の構成は、当社が相見積もりの一社として参加した案件で見たものを一般化して書いています。
見積書の様式や工程の呼び方は会社ごとに異なります。本ページは読み方の考え方を整理したもので、特定の会社の見積書を評価するものではありません。
稟議に使える形で、見積書をお出しします
撮影日数・拠点数・納品本数を伺えれば、上の3行で説明できる見積書と、目的・想定効果・スケジュールを1枚にまとめた資料をお渡しします。概算だけのご相談で構いません。
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