Cost

-出演人数と制作費-

出演する社員が増えると
採用動画の制作費は上がるのか

採用動画 費用 出演者

2026.09.24

「出演する社員を増やすと、採用動画(求人動画・リクルート動画)の制作費は上がるのか」。予算を組む段階で、出演者を絞るべきか迷う方から多くいただく質問です。撮影日数で金額を決める会社なら、1日に収まる限り上がりません。人数で上がる見積もりと上がらない見積もりの違い、人数が増えたときに実際に増えるもの、金額が変わる境目を順に書きます。

出演者が増えると、制作費は上がりますか?

当社の場合は上がりません。当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)は、ビルメンテナンス・ビル管理業界の採用動画を中心に制作している映像制作会社で、料金を撮影日数と納品本数で決めています。撮影1日30万円〜で、1日で回れる範囲なら、出演が1名でも5名でも金額は同じです。

理由は、原価の中心がディレクターとカメラの2名が1日動くコストだからです。このコストは、撮る相手が1名でも5名でも変わりません。人数で加算する理由が、制作側にないということです。

一方で、動画の種類や出演者ごとに金額を積む会社では「インタビュー1名追加につき◯円」と加算されることがあります。これは1名ごとに撮影枠と編集を切り分けている設計で、その会社としては筋が通っています。見積もりを比べるときは、まず人数の加算行があるかを見てください。費用の全体像は採用動画の費用の内訳と相場にまとめています。

人数で上がる見積もりと、上がらない見積もりは何が違いますか?

見積もりの単位が「人・本」か「日」かの違いです。同じ「社員3名に出てもらう」依頼でも、単位によって金額の動き方が変わります。

見積もりの単位出演者を1名→3名にすると向いている場面確かめること
出演者・本数ごと(種類制)1名ごとの加算行が増えることがある出演者が1名で、作る本数も1本と決まっている「1名追加でいくらか」「2本目にも企画費がかかるか」
撮影日数ごと(日数制)同じ1日に収まれば変わらない複数の職種から出てもらう、あとで本数を足すかもしれない「何名まで1日に収まるか」「1日を超えたらいくらか」

どちらが安いかは、出演者の人数と作る本数で決まります。出演者が1名だけで、今後も動画を増やさないなら、種類制のパッケージ価格のほうが安いこともあります。職種ごとに複数の社員に出てもらうなら、日数制のほうが総額を読みやすく、安く収まりやすくなります。2つの見積もり方の違いは撮影日数で見積もる会社と種類で見積もる会社で詳しく比べています。

人数が増えると、実際に何が増えますか?

増えるのは、撮影当日の時間と、編集で素材を選ぶ手間です。当社ではどちらも撮影1日の料金に含めていますが、何が増えるかを知っておくと、1日に収まるかどうかを社内で見積もれます。

増えるもの中身当社の金額への影響
撮影当日の時間インタビューの時間と、働いている様子を撮る時間が人数分1日に収まれば影響なし。収まらなければ撮影日が増える
企画の作業出演者ごとの質問項目の設計、当日の時間割影響なし(企画費は撮影1日の料金に含む)
編集で素材を選ぶ手間話した内容から使う部分を選び、つなぐ作業本編1本にまとめるなら影響なし
納品本数(出演者ごとに1本ずつ作る場合)1人1本のインタビュー動画にする2本目以降が1本あたり+10万円

出演する社員の側の負担も知っておいてください。現場で働く様子を撮る場合、作業を止めずに横から撮るため、出演する方の拘束は合計1時間ほどです。業務を大きく止めずに、複数の方に出ていただけます。

金額が変わる境目は、どこですか?

人数そのものではなく、「1日で撮り切れるか」と「何本に分けて納品するか」の2つが境目です。当社で金額が変わるのは次の場合です。

  • 出演者が多く、1日で撮り切れない … 撮影が2日になり、撮影2日〜は80万円〜
  • 出演者が別々の拠点にいる … 1日で回れるのは1拠点までなので、拠点が増えれば撮影日も増える
  • 日勤の方と夜勤の方の両方に出てもらい、それぞれの勤務時間に撮る … 別の日に分ける場合は撮影日が増える
  • 出演者ごとに別の動画として納品する … 2本目以降が1本あたり10万円
  • 撮影後に出演者を差し替える … 撮り直しになる

何名までなら1日に収まりますか?

決まった人数の上限は設けていません。インタビューだけなのか、働いている様子も1人ずつ撮るのか、撮る場所が建物の中で離れているのかで、1日にこなせる量が変わるためです。企画の段階で出演者ごとの時間割を作り、1日に入り切るかを確かめてから金額をお出しします。

顔出ししない社員が混じっても、金額は変わりますか?

撮影日数と納品本数が同じなら変わりません。顔を映さない方は、手元・工具・後ろ姿・声だけのカットで構成します。「顔出しなしでも参加できる」と最初に伝えておくほうが、社内の協力は集まりやすくなります。

出演者は多いほうがいいですか?

職種が複数ある会社や、長く使う予定の動画なら、多いほうが有利です。人数で金額が変わらないなら、予算の都合で出演者を絞る必要はありません。

  • 1名あたりの費用が下がる … 撮影1日30万円で5名に出ていただけば、1名あたり6万円です
  • 職種ごとに見せられる … 設備管理・清掃・警備のように、応募(エントリー)してくる人の層が違う職種から1名ずつ出てもらえます
  • 退職のときに困らない … 1人に依存した動画は、その方が辞めると使いにくくなります。複数名で構成しておくと、差し替えの負担が小さくなります
  • あとで使い回せる … 同じ日の素材が多いほど、SNS用の短尺や会社紹介に展開しやすくなります

ただし、出演者を増やすほど良い動画になるわけではありません。1本の中で話す人が多すぎると、1人ひとりの印象が薄くなります。本編は伝えたいことに合わせて人数を絞り、残りの方の素材は短尺や職種別の動画に回す、という使い分けをおすすめします。

俳優やモデルを起用する場合は、社員の出演とは別に出演料がかかるのが一般的です。社員に出てもらう採用動画では、この費用は発生しません。

よくある質問

Q. 出演する社員が増えると、採用動画の制作費は上がりますか?

A. 撮影日数で見積もる会社では、1日に収まる限り上がりません。当社(株式会社OneTrack)は撮影1日30万円〜で、出演が1名でも5名でも同じ金額です。ディレクターとカメラの2名が1日動くコストは、撮る相手の人数で変わらないためです。動画の種類や出演者ごとに積む会社では、1名追加につき加算されることがあるので、見積書に人数の加算行があるかを確かめてください。

Q. 出演者を5名にすると、1名あたりの費用はいくらですか?

A. 当社の場合、撮影1日・本編1本の30万円〜を5名で割ると、1名あたり6万円です。同じ1日の撮影から職種別に3本へ分けて納品する50万円〜の場合も、出演人数による加算はありません。

Q. 出演者ごとに1本ずつインタビュー動画を作ると、いくらになりますか?

A. 当社では、同じ1日の撮影から納品を分ける場合、1本目が30万円〜、2本目以降が1本あたり10万円の加算です。3名なら50万円〜、4名なら60万円〜が目安です。1日で撮り切れない人数の場合は、撮影日が増えます。

Q. 出演者が退職したら、撮り直しの費用がかかりますか?

A. 選べるのは、公開を止める、その人が映る部分を差し替える、そのまま使い続けるの3つです。差し替えは技術的には可能ですが、その人が中心のインタビューだと実質的に撮り直しになります。長く使う動画ほど、最初から複数名で構成しておくと負担が小さくなります。

Q. 夜勤の社員にも出てもらう場合、費用は上がりますか?

A. 夜間であること自体の割増はありません。ただし、日勤と夜勤を別の日に撮る場合は撮影日が増え、撮影2日〜は80万円〜です。日中と夜間を1日でまたぐ場合は、拘束時間が長くなるぶん見積もりが変わります。見積もりの段階で、夜勤の方に出てもらうかを伝えてください。

関連ページ:社員インタビュー動画の作り方採用動画は1本ずつ発注するのとまとめるのとどちらが安いか

2026年9月24日 公開