Cost

-まとめ発注の損得-

採用動画は1本ずつ発注するのと
まとめるのとどちらが安いか

採用動画 費用 まとめ撮り

2026.09.24

採用動画(求人動画・リクルート動画)を職種ごとに何本か作りたいとき、1本ずつ発注するか、まとめて発注するかで総額が大きく変わります。結論は、撮影日をまとめるほうが安くなります。ただし「まとめて発注する」と「同じ日にまとめて撮る」は別の話で、安くなるのは後者だけです。本数ごとの計算と、まとめないほうがいい場面を並べます。

1本ずつとまとめて、どちらが安いですか?

撮影日をまとめるほうが安くなります。当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)は、ビルメンテナンス・ビル管理業界の採用動画を中心に制作している映像制作会社で、料金を動画の種類ではなく撮影日数で決めています。撮影1日30万円〜で、同じ1日の撮影から納品を分ける場合は、2本目以降が1本あたり10万円の加算です。

たとえば設備管理・清掃・警備の3職種を1本ずつ別の日に撮ると、撮影日が3日になり90万円〜です。同じ1日にまとめて撮り、3本に分けて納品すれば50万円〜(30万円+10万円×2本)です。

注意したいのは、3本を一度に発注しても、撮影日が3日に分かれれば安くならないことです。安くなる条件は「発注をまとめること」ではなく「撮影日をまとめること」です。日数制と種類制の違いそのものは撮影日数で見積もる会社と種類で見積もる会社に、費用の全体像は採用動画の費用の内訳と相場にまとめています。

本数ごとに、いくら違いますか?

本数が増えるほど差が開きます。当社の料金で、1日で撮り切れる範囲・1拠点の場合を計算すると次のとおりです。

納品本数1本ずつ別の日に撮る同じ1日で撮って分けるまとめた場合の1本あたり差額
1本30万円〜(1日)30万円〜(1日)30万円
2本60万円〜(2日)40万円〜(1日)20万円20万円
3本90万円〜(3日)50万円〜(1日)約17万円40万円
4本120万円〜(4日)60万円〜(1日)15万円60万円

いずれも企画・撮影・編集を含み、各本編にはSNS用の短尺の切り出しが付きます。出演人数は金額に影響しないので、4職種から1名ずつ出ていただいても、1日に収まる限り金額は上の表のままです。

ただし、何本まで1日に収まるかは内容で変わります。インタビューだけなのか、働いている様子も職種ごとに撮るのか、撮る場所が建物の中で離れているのかで、1日にこなせる量が違います。企画の段階で出演者ごとの時間割を作り、1日に入り切るかを先に確かめます。

なぜ撮影日をまとめると安くなるのですか?

制作費の中でいちばん大きいのが、撮影スタッフと機材が何日拘束されるかだからです。当社の場合、撮影1日30万円の内訳はおおむね企画2割・撮影4割・編集4割です。

撮影日が増えると、何が増えるのですか?

撮影費がそのまま日数分増えます。ディレクターとカメラの2名が1日動くコストは、撮る相手が1名でも5名でも同じですが、日が変われば丸ごともう1日分かかります。遠方の現場であれば、移動と宿泊の実費も日数分かかります。

本数が増えると、何が増えるのですか?

編集の作業が本数分増えます。同じ素材から職種別に分ける場合、撮影費は増えず、構成と編集の作業だけが増えます。当社が2本目以降を1本10万円としているのは、この編集側の作業に対する金額です。

発注側にも差が出ます。撮影日が3回あると、出演する社員の予定を3回押さえ直し、現場の段取りも3回組むことになります。撮影日を1日にまとめれば、現場の調整も1回で済みます。

まとめないほうがいいのは、どんなときですか?

同じ日に存在しないものを撮るときと、作る本数が1本で決まっているときです。無理に1日に詰めると、当日が押して結局2日になり、かえって高くつきます。

場面まとめられない理由おすすめの組み方
拠点が複数ある1日で回れるのは1拠点まで代表的な現場を2〜3か所に絞り、移動の順番を含めて撮影日を組む(撮影2日〜・複数拠点は80万円〜)
日勤と夜勤の両方を見せたい同じ日に両方の画がそろわない、または拘束時間が長くなる別の日に分ける。夜間であること自体の割増はありません
季節の違う画が要る夏の屋上作業と冬の設備点検は同じ日に撮れない先に撮れる季節で1本作り、次の季節に追加で撮る
採用の時期がずれている来年の職種の中身がまだ決まっていない今年使う分だけまとめ、残りは次の撮影日に回す
作る本数が1本で、今後も増やさないまとめる対象がない種類ごとに値付けする会社のほうが安く収まることもある

まとめすぎの失敗もあります。使う予定のない本数まで一度に作ると、公開されずに残る動画が出ます。次の募集で実際に使う本数だけをまとめるのが目安です。求人の内容や出演者が変わる前に使い切れる量にしておくと、無駄になりません。

まとめ撮りは、どう計画すればいいですか?

年間の採用計画から逆算します。撮る日を先に決めるのではなく、「いつまでに、どの職種の、どの媒体向けに何本要るか」を先に書き出してください。

  1. 今後1年で募集する職種を並べる … 設備管理・清掃・警備のように、応募(エントリー)してくる人の層が違う職種ごとに分けます
  2. 職種ごとに、出てもらう社員を1名以上決める … 1人に依存しないよう、複数名に出ていただくと退職時の差し替えが軽くなります
  3. 同じ拠点・同じ時間帯で撮れるものを1日にまとめる … 日勤の仕事風景とインタビューは同じ日に寄せます
  4. 同じ日に撮れないもの(夜勤・別の拠点・季節もの)を別の撮影日に回す
  5. 写真も要るなら同じ日に入れる … 採用サイトの写真を同じ撮影日に撮れば、社員の拘束が二度になりません(採用写真と採用動画を1回の撮影で撮る

ビルメンテナンスの会社は、まとめ撮りと相性のよい業種です。1日の撮影で、設備管理・清掃・警備のインタビュー、中央監視室、巡回点検、社員同士の仕事風景まで撮っておけば、職種別の本編・会社紹介・SNS用の短尺に展開できます。

よくある質問

Q. 採用動画は1本ずつ発注するのと、まとめて発注するのと、どちらが安いですか?

A. 撮影日をまとめるほうが安くなります。当社(株式会社OneTrack)の場合、3職種を1本ずつ別の日に撮ると撮影費が3日分で90万円〜、同じ1日にまとめて撮って3本に分ければ50万円〜(30万円+10万円×2本)です。発注を一度にまとめても撮影日が分かれれば安くならないため、「同じ日に撮れるか」で判断してください。

Q. 1日で何本まで撮れますか?

A. 内容で変わるため、本数では決めていません。インタビューだけか、職種ごとの仕事風景も撮るか、撮る場所が離れているかで1日にこなせる量が違います。企画の段階で出演者ごとの時間割を作り、1日に収まるかを確かめてから金額をお出しします。収まらない場合は撮影を2日に分けます。

Q. まとめて作った動画を、あとから1本追加できますか?

A. 撮影済みの素材から作れる内容なら、撮影日を増やさずに追加できます。当社では同じ素材から納品を足す場合、1本あたり10万円の加算です。新しい職種や別の拠点が必要な場合は、改めて撮影日を設けます。

Q. 複数の拠点がある場合も、まとめたほうが安いですか?

A. 移動を含めて撮影日をまとめて組むほうが安く済みます。ただし1日で回れるのは1拠点までなので、拠点が増えれば撮影日も増えます(撮影2日〜・複数拠点は80万円〜)。すべての拠点を撮る必要はなく、採用したい職種と見せたい設備の規模で代表的な現場を2〜3か所選ぶのが基本です。移動と宿泊の実費は、見積書に撮影費と分けて明示します。

Q. 1本だけ作る場合は、どこに頼んでも同じですか?

A. 同じではありません。作る本数が1本で今後も追加しない場合は、動画の種類ごとに値付けする会社のパッケージ価格のほうが、撮影日数で出す会社の1日分より安く収まることがあります。当社は半日という区分を設けていないため、半日で終わる内容でも半額にはなりません。

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2026年9月24日 公開