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-効果測定の用語集-

効果測定の用語集

採用動画 効果測定 用語集

2026.09.24

このページは、採用動画の効果測定で使われる用語を、採用動画(求人動画・リクルート動画)を頼む担当者向けに説明します(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)。当社はビルメンテナンス・ビル管理業界の採用動画に特化した映像制作会社で、現場職11業種47社の採用動画317本の再生数を自社で数え、一次データとして公開しています。再生数は、採用の成果ではありません。動画の数字と採用の数字を分けて読むための言葉を、動画・採用・読み方の順に並べます。

動画の数字

再生数(さいせいすう/視聴回数)

動画が再生された回数です。何人が見たかではなく何回再生されたかを数えるため、同じ人が繰り返し見ても増え、広告で配信しても増えます。再生数から、応募が増えたかどうかは分かりません。

当社が数えた現場職の採用動画317本では、再生数の中央値は537回で、64%が1,000回未満でした。詳しくは現場職の採用動画317本の再生数実測にあります。

視聴者維持率(しちょうしゃいじりつ/オーディエンス維持率)

動画の各時点で、見始めた人のうち何割がまだ見続けているかを示す数字です。YouTube Studioではグラフで表示され、どこで離脱が増えるかが分かります。再生はあるのに最後まで見られていない動画は、ここで長さや冒頭の問題を確かめます。

視聴完了率(しちょうかんりょうりつ)

動画を最後まで見た人の割合です。公開後の早い段階から見られる指標で、応募への影響が出る前に、動画が見られているかを判断する材料になります。

平均視聴時間(へいきんしちょうじかん)

1回の再生あたり、平均で何分何秒見られたかを示す数字です。動画の長さと並べて見ると、どのくらいの尺なら見てもらえるかの目安になります。

インプレッション(表示回数)

動画のサムネイルや広告、求人が、見る人の画面に表示された回数です。表示されても再生や閲覧されるとは限りません。求人媒体では、求人の表示回数が少なければ動画の出来は関係なく、先に媒体の設定と募集条件を見直します。

クリック率(クリックりつ/CTR)

表示された回数のうち、クリックされた割合です。YouTubeでは、サムネイルが表示された回数のうち再生された割合を示し、タイトルとサムネイルの良し悪しを見る材料になります。

流入元(りゅうにゅうもと/トラフィックソース)

見る人が、どこから動画にたどり着いたかの内訳です。YouTube内の検索、関連動画、外部サイトの埋め込み、SNSなどに分かれます。公開直後だけ見られて止まった動画は、流入元を見ると導線の問題かどうかを切り分けられます。

YouTube Studio(ユーチューブスタジオ)

YouTubeのチャンネルの管理者が、動画の数字を確認・管理するための画面です。視聴者維持率や流入元はここで見られますが、管理者の権限がないと見られません。制作会社のアカウントで公開している場合は、まず権限が社内にあるかを確認します。

採用の数字

応募数(おうぼすう/エントリー数)

一定の期間に集まった応募の件数です。求人媒体・採用サイト・紹介などの経路別に数えると、どこが効いているかが見えます。何を応募として数えるかは、公開前に社内で揃えておきます。

応募率(おうぼりつ/CVR)

求人や採用サイトを見た人のうち、応募まで進んだ人の割合です。閲覧数はあるのに応募率が低いなら、仕事の中身が伝わらず判断できていない状態で、動画が効く領域です。

応募単価(おうぼたんか/CPA)

求人広告などにかけた費用を応募数で割った、応募1件を得るのにかかった費用です。媒体ごとに比べると、費用の割に応募が集まっている経路が分かります。

採用単価(さいようたんか)

採用にかかった費用の総額を採用人数で割った、1名を採用するのにかかった費用です。採用動画の費用対効果は、この採用単価と、動画の年あたりの費用を並べると説明しやすくなります。当社の撮影1日30万円〜の動画を3年使う前提なら、年あたりは10万円です。

歩留まり(ぶどまり)

採用の各段階で、次の段階へ進んだ人の割合です。応募から面接、面接から内定、内定から入社へと、どこで人が減っているかを見ます。1日密着のように仕事の実際を先に見せる動画では、応募数が一時的に減っても、面接の歩留まりと定着が変わることがあります。

内定承諾率(ないていしょうだくりつ)

内定を出した人のうち、入社を承諾した人の割合です。内定辞退を減らすための社員インタビュー動画では、応募数ではなくこの数字を見ます。

滞在時間(たいざいじかん)

見る人が、採用サイトなどのページにとどまっていた時間です。動画を置いたページの滞在時間は、視聴完了率とあわせて、公開後の早い段階で見られる指標です。

数字の読み方

中央値(ちゅうおうち)

数字を小さい順に並べたときに、ちょうど真ん中にくる値です。一部の極端に大きい値に引っぱられにくく、「普通の1本がどのくらいか」を見るのに向いています。

317本の実測では、平均は23,446回でしたが中央値は537回で、平均は中央値の44倍ありました。ごく一部の動画が全体の数字を持っていっているためです。

平均値(へいきんち)

すべての値を足して個数で割った値です。一部の極端に大きい値があると大きく引き上げられるため、再生数のように差の大きい数字では、中央値と並べて読みます。

KPI(ケーピーアイ/重要業績評価指標)

目標に近づいているかを測るために、先に決めておく数字です。採用動画では、応募数・説明会の参加率・内定承諾率・定着のうち、動画の狙いに合うものを公開前に決めておかないと、あとから効果を語れません。

判定時期(はんていじき)

効果があったかどうかを判断する時点のことです。採用は季節の影響が大きく、新卒なら次の採用サイクル、中途なら求人掲載から1〜2ヶ月が最初の判断材料になります。当社がInstagramでの動画発信を支援した2社では、どちらも最初の応募は3〜4ヶ月目でした。

応募経路と決め手(おうぼけいろときめて)

応募経路は応募がどこから来たか、決め手は何を見て応募を決めたかで、両者は別のものです。求人媒体から応募した人が、応募の前に動画を見て決めていることもあり、その場合、媒体の管理画面では「動画経由の応募はゼロ」に見えます。面接で「何を見て応募したか」を聞くと分かります。

応募が止まっている場所は、次の4段階で切り分けます。

段階確かめる数字止まっていたら
1. 求人が見られているか求人媒体の表示回数・閲覧数媒体の設定と募集条件を見直す
2. 動画に届いているか動画を置いている場所の数置き場所を変える
3. 動画が見られているか再生数と視聴者維持率冒頭と長さを直す
4. 見たあと応募に進むか面接で「動画を見ました」と言われるか中身を見直す

よくある質問

Q. 公開してすぐ再生数が伸びません。失敗でしょうか?

A. 判断が早すぎます。317本の実測では、公開1年未満の87本の中央値が242回、5年以上の43本は892回でした。採用動画は公開直後に跳ねるものではなく、使い続けるうちに数字がついてきます。

Q. 再生数が多いのに応募につながりません。何が起きていますか?

A. 広告で再生数だけが伸びて見ている人が求職者ではないか、動画の構成が会社の沿革や理念から始まっていて知りたいことに答えていないか、のどちらかが多いです。流入元と視聴者維持率で切り分けられます。詳しくは採用動画を作ったのに応募数が変わらないときにあります。

採用の段階を表す言葉は採用・人事の用語集に、置き場所の言葉は配信・媒体の用語集にまとめています。

2026年9月24日 公開