このページは、採用動画をどこに置き、どう届けるかにかかわる配信・媒体の用語を、採用動画(求人動画・リクルート動画)を頼む担当者向けに説明します(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)。当社はビルメンテナンス・ビル管理業界の採用動画に特化した映像制作会社です。動画は、応募を検討している人が必ず通る場所に置かれて初めて効きます。応募が増えない相談で当社が最初に確かめるのも、動画の出来ではなく置き場所です。
自社の置き場所
採用サイト(さいようサイト)
求職者向けに、仕事内容・働く人・募集要項・応募方法をまとめた自社のウェブサイトです。応募を検討している人が必ず通る場所なので、採用動画の置き場所としていちばん効きます。YouTubeに上げただけで採用サイトに置いていない場合は、ここから直します。
職種ページ(しょくしゅページ)
採用サイトの中で、職種ごとに仕事内容や求める人を説明するページです。職種別に分けた動画をそれぞれの職種ページに置くと、その仕事に興味のある人だけに届きます。
求人票(きゅうじんひょう)
募集する職種・仕事内容・条件を書いた、求人の案内です。ハローワークや求人媒体に出すもので、文字だけでは伝わらない夜勤の中身や職場の空気を、動画や写真で補います。
会社説明会(かいしゃせつめいかい/オンライン説明会)
求職者を集めて、事業・仕事・働き方を会社が説明する場です。会場で行うものとオンラインで行うものがあり、冒頭で会社紹介ムービーを流す、後半で社員インタビューを流す、といった使い方をします。
求人の媒体と経路
求人媒体(きゅうじんばいたい/求人広告)
企業が費用を払って求人を掲載する、求人情報のサイトや冊子です。掲載期間や表示される位置で料金が変わるものが多く、企業ページに動画を載せられる媒体もあります。
求人検索エンジン(きゅうじんけんさくエンジン)
インターネット上の求人情報を集めて、キーワードで検索できるようにしたサービスです。無料で載せられるものと、クリックごとに費用がかかる有料枠があり、スマートフォンで仕事を探す人に届きます。
ハローワーク(公共職業安定所)
国が運営する、無料で求人を出せる職業紹介の窓口です。求人票の書き方の相談など窓口の支援も使えます。ハローワークだけで採れないときは、経路を足す前に求人票を直すのが先です。詳しくはハローワークだけでは人が採れないときの次の一手にあります。
人材紹介(じんざいしょうかい)
紹介会社が候補者を探して企業に紹介し、採用が決まったときに費用を払う採用の方法です。採用が決まるまで費用がかからない一方、1名あたりの費用は大きくなりやすい方法です。
ダイレクトリクルーティング(スカウト)
企業が求職者のデータベースから候補者を探し、直接スカウトのメッセージを送って応募を促す方法です。メッセージに動画のリンクを添えて、仕事の中身を先に見てもらう使い方があります。
動画枠(どうがわく)
求人媒体の企業ページなどに用意された、動画を掲載できる欄です。短尺の動画を置くのに向いています。媒体ごとに長さや形式の規定があるため、納品形式を決める前に確かめます。
SNSと動画サービス
YouTubeチャンネル(ユーチューブチャンネル)
YouTube上の、会社の動画をまとめて公開する場所です。採用動画をためておく置き場所になりますが、チャンネルに上げただけでは応募を検討している人に届きません。採用サイトへの埋め込みや求人票からのリンクと組み合わせます。
ショート動画(YouTubeショート・Instagramリール・TikTok)
スマートフォンで縦に見る前提の、短い動画の形式です。YouTubeショート、Instagramのリール、TikTokがあり、仕事の一場面や現場の道具など、短い単位で複数本まわす使い方をします。
SNS運用(エスエヌエスうんよう)
SNSのアカウントで、継続して投稿し、反応を見て次の投稿を決めていくことです。効果が出るまでに月数がかかり、当社がSNS運用を支援している別業種の2社では、月8本の投稿を続けて3〜4か月目に最初の応募が来ました。
動画広告(どうがこうこく)
費用を払って、動画をSNSや動画サービスの広告として配信することです。短い動画には広告を当てやすく、再生数を大きく伸ばせますが、再生した人が求職者とは限りません。当社の実測では、1分以内で1万回を超えた6本は3社に集中しており、広告配信の可能性が高いと見ています。
公開と見せ方の設定
限定公開(げんていこうかい)
YouTubeの公開設定の1つで、URLを知っている人だけが見られ、検索結果やチャンネルの一覧には出ない状態です。説明会の参加者や内定者だけに見せたい動画で使います。
埋め込み(うめこみ)
YouTubeなどに公開した動画を、採用サイトなど別のページの中で再生できるように配置することです。埋め込めば、見る人はYouTubeに移らずに、そのページの中で動画を見られます。
概要欄(がいようらん)
YouTubeで動画の下に表示される説明文の欄です。ここに採用サイトへのリンクを置くと、動画を見た人を応募まで案内できます。いちばん再生されている1本から始めるのが効率的です。
サムネイル
動画の一覧や検索結果に表示される、動画の顔になる静止画です。タイトルとあわせて、再生されるかどうかを左右します。
導線(どうせん)
見る人が、動画から採用サイト、採用サイトから応募フォームへと進む道筋のことです。公開直後だけ見られて止まった動画は、チャンネル任せで導線の設計がないことが多く、置き場所の追加で直せます。
動画の種類ごとの主な置き場所は次のとおりです。
| 動画の種類 | 主な置き場所 |
|---|---|
| 短尺 | Instagramのリール、TikTok、YouTubeショート、求人媒体の動画枠 |
| 1日密着 | 採用サイトの職種ページ、説明会、面接前の事前案内 |
| 社員インタビュー | 採用サイトの社員紹介、内定後のフォロー、説明会の後半 |
| 採用ブランディング・会社紹介 | 採用サイトのトップ、説明会の冒頭 |
よくある質問
Q. YouTubeに上げたのに見られません。何を直せばいいですか?
A. まず置き場所です。採用サイトの職種ページ、求人媒体の企業ページ、説明会の冒頭に置き、概要欄に採用サイトへのリンクを入れてください。当社が診断したある法人では、採用サイトの全ページに動画が1本も置かれていませんでした。
Q. 動画のタイトルは、どう付ければいいですか?
A. 個人名より役割の言葉が見られています。当社が数えた317本では、個人名を入れた社員インタビュー39本の再生数の中央値が286回、「設備管理」「施工管理」のように役割でくくった76本は759回でした。「入社3年目・設備管理の1日」のように付けてください。
Q. SNSの運用代行も頼めますか?
A. 投稿の代行は制作費に含んでいないため、必要な場合は別途ご相談ください。当社はSNSの運用代行の料金を公開していません。撮影1日30万円〜の中に、本編1本とSNS用の短尺の切り出しを含めています。社内で回す場合の型をお渡しする内製化支援は月額8万円〜です。
置き場所と長さから直す手順は採用動画を作ったのに応募が増えないときに、数字の見方は効果測定の用語集にまとめています。
2026年9月24日 公開

