Dental Advertising

-歯科の動画と医療広告ガイドライン-

歯科の動画で、
医療広告ガイドラインに気を付ける点

歯科 医療広告 ガイドライン

2026.10.12

歯科医院の動画では、自費の治療(インプラント・ホワイトニング・矯正など)を紹介するときの書き方と、治療前後の写真・患者さんの感想の扱いに、特に気を付けます。どれも、厚生労働省の「医療広告等ガイドライン」と、その「Q&A」に考え方が書かれています。医療機関全体に共通する決まりは医療広告ガイドラインで動画に気を付ける点にまとめ、このページでは歯科で迷いやすい点だけを整理します。

歯科の動画で、医療広告ガイドラインに気を付けることは何ですか?

歯科医院の動画では、自費の治療(インプラント・ホワイトニング・矯正など)を紹介するときの書き方と、治療前後の写真・患者さんの感想の扱いに、特に気を付けます。歯科の動画で迷いやすい場面と、ガイドラインのQ&Aに書かれている考え方(要約)は次のとおりです。

動画の場面Q&Aの考え方(要約)動画で気を付けること
インプラントの紹介国内で医療機器として承認されたインプラントを使う自由診療は、公的医療保険が適用されない旨と、標準的な費用を併記する場合に限って広告できる(Q3-9)同じ画面か、同じページの分かりやすい場所に、自費である旨と標準的な費用を載せる
ホワイトニングの紹介承認を得ている医薬品を使い、自由診療である旨と標準的な費用を記載する場合には広告できる(Q3-18)使う薬剤が承認を得たものかを医院で確かめ、自費である旨と費用を添える
「審美治療」という言い方いろいろな治療が含まれ、どの治療を提供するのかが明確でないため、誤認を与えるおそれがあり広告できない(Q3-18)。ウェブサイトなどで限定解除の要件を満たす場合は別字幕やナレーションでは、個々の治療の名前で言う
矯正など自費の治療の説明自由診療の情報を載せるときは、通常必要とされる治療の内容・費用と、主なリスク・副作用を分かりやすく載せることが、限定解除の要件に含まれる(ガイドライン 第3-3)治療の流れの説明動画は、費用とリスクの説明を同じページに置く前提で構成する
治療前後の写真治療の内容や効果を誤認させるおそれがある治療前後の写真等は認められない。通常必要とされる治療内容・費用や、主なリスク・副作用などの詳しい説明を付した場合は、これに当たらないとされる口元の比較映像は、説明の付け方を事前に所管の窓口で確かめる
患者さんの感想治療の内容や効果についての患者さんの主観的な体験談を、受診を誘う目的で医療機関が紹介することは認められない「患者さんの声」ではなく、院長・歯科衛生士・受付の言葉や院内の様子で構成する

字幕やナレーションで、避けたい言い方はありますか?

あります。医療機関共通の決まりとして、「地域No.1」「最高」のような最上級の表現、他院との比較、「痛くない」「必ず白くなる」のように効果を言い切る表現は、比較優良・誇大・虚偽の広告に当たるおそれがあります。歯科の動画では、治療の名前と、何をするか・費用はどのくらいか・どんなリスクがあるかを、淡々と伝える構成にすると安全です。

専門医の資格を動画で紹介する場合は、ガイドラインとQ&Aで広告できる資格名が決まっているため、資格の正式な名前と認定した団体を、医院で確かめてから入れます。

動画を作る前に、歯科医院と制作側で何を確かめますか?

当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)では、構成の段階と編集の段階の2回で、次の点を歯科医院の方と確かめます。

  1. 動画に出てくる自費の治療の一覧と、それぞれの標準的な費用・リスクの説明をどのページに載せるか
  2. インプラントやホワイトニングで使う機器・薬剤が承認を得たものか(医院で確認)
  3. 「審美」のように、どの治療か分からない言葉が字幕やナレーションに入っていないか
  4. 口元の比較映像や、患者さんの感想を入れるかどうか。入れる場合は、所管の窓口で確かめていただく

歯科医院の動画の種類と置き場所は歯科医院のホームページに載せる動画の種類と置き場所に、撮影の準備は歯科医院の動画撮影で準備することに、費用は歯科医院の動画制作の費用にまとめています。

最終判断は、誰がしますか?

医療広告の相談は、医療機関を所管する自治体の窓口へ。厚生労働省の医療広告規制のページに相談窓口の一覧があります。ガイドラインとQ&Aは改正で変わることがあるため、公開の直前に最新版と所管の窓口・専門家で確かめてください。当社は医療や法律の専門家ではなく、このページは法令の解釈を断言するものではありません。

よくある質問

Q. 歯科医院の動画で、医療広告ガイドラインに気を付けることは何ですか?

A. 歯科医院の動画では、自費の治療(インプラント・ホワイトニング・矯正など)を紹介するときの書き方と、治療前後の写真・患者さんの感想の扱いに、特に気を付けます。自費の治療は、自由診療である旨と標準的な費用(説明動画ではリスクも)を同じページの分かりやすい場所に載せます。最終判断は、所管の窓口や専門家にご確認ください。

Q. インプラントの動画で、費用は書かないといけませんか?

A. 医療機器として承認されたインプラントを使う自由診療は、公的医療保険が適用されない旨と標準的な費用を併記する場合に限って広告できる、とガイドラインのQ&Aに書かれています。

Q. 「審美歯科」「審美治療」と動画で言ってもいいですか?

A. 「審美治療」という表現は、どの治療を提供するのかが明確でないため広告できない、とQ&Aに書かれています。字幕やナレーションでは、個々の治療の名前で言うのが安全です。

Q. 口元のビフォーアフターを動画に入れられますか?

A. 誤認させるおそれがある治療前後の写真等は認められず、治療内容・費用や主なリスク・副作用などの詳しい説明を付した場合はこれに当たらない、とされています。入れる場合は、事前に所管の窓口で確かめてください。

このページは、何にもとづいて書いていますか?

出典(2026年10月12日確認):厚生労働省「医療広告規制について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html)、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告等ガイドライン)」(https://www.mhlw.go.jp/content/001683594.pdf)、「医療広告等ガイドラインに関するQ&A」(https://www.mhlw.go.jp/content/001683595.pdf)Q3-9・Q3-18。

このページは、ガイドラインとQ&Aの記載を歯科の動画制作に置き換えて整理したもので、法令の解釈を断言するものではありません。最終判断は、所管の窓口・専門家へご確認ください。

OT

株式会社OneTrack

東京都渋谷区の映像制作会社です。採用ブランディング動画・社員インタビュー・SNS用の短尺を制作しています。代表・松尾諒介が全案件に直接関与しています。

歯科医院の動画を、ガイドラインを意識して作りたい方へ

構成の段階と編集の段階で、気を付ける点を歯科医院の方と確かめながら進めます。まずは、動画の置き場所と目的をお聞かせください。

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