客先の建物で撮影許可が取れなくても、採用動画は作れます。自社の事務所・自社の行事・手元だけのカットという、許可の要らない画だけで1本を組むからです。
このページは「許可はどこに取るか」ではなく、「取れなかったときに、動画の種類ごとに何をどう組み替えるか」に絞って書きます。許可の相手や申請の書き方は、現場の撮影許可の取り方にまとめています。
客先の建物で撮影許可が取れなくても、採用動画は作れますか?
作れます。当社(株式会社OneTrack・東京都渋谷区)は、ビルメンテナンス・ビル管理業界の採用動画(求人動画・リクルート動画)に特化した映像制作会社で、許可が要らない画だけで1本を成立させる設計をしています。
ビルメンテナンスの会社は、働く現場の多くが客先の建物です。清掃・設備管理・警備のいずれも、施主やオーナーの許可がなければカメラを入れられません。そして許可が下りないことは、珍しくありません。現場に入れないという理由だけで動画を諦めている会社は少なくありませんが、社員インタビューも仕事紹介も会社紹介も、客先を映さずに組めます。
なお、客先の建物での撮影許可について、当社から施主や建物側に交渉することはありません。貴社と施主の関係で決まる話で、外部の制作会社が間に入って良くなることがないためです。当社がやるのは、許可が取れない前提でも成り立つ構成を作ることです。
許可の要らない画とは、何ですか?
自社の場所、自社の行事、人物や看板が映らない手元のカットの3つです。この3つは社内の決裁だけで撮れます。
| 撮る場所 | 撮れるもの |
|---|---|
| ① 自社の事務所・倉庫・資材置き場 | 社員インタビュー、朝の準備、道具の手入れ、資材の積み込み、事務所での打ち合わせ |
| ② 自社の行事 | 社員研修、安全大会、朝礼、資格の勉強会。会社の空気がもっとも出る場面です |
| ③ 手元・工具・配管まわりだけのカット | 点検の手元、計器を読む目線、工具を選ぶ手、配管やダクトの接写。人物や看板が映らない画 |
③は、自社の研修設備や倉庫にある機器・工具で撮れる場合があります。客先の建物でなくても、「どんな道具で、どう確かめる仕事か」は伝えられます。
動画の種類ごとに、どう組み替えますか?
客先で撮るはずだった場面を、「言葉」と「自社で撮れる画」に置き換えます。種類ごとの組み替え方の例は次のとおりです。
| 動画の種類 | 客先で撮る場合 | 許可なしで組む場合 |
|---|---|---|
| 社員インタビュー | 担当する現場で話を聞く | 自社の事務所の静かな部屋で録る。話の中身で、担当している建物の種類や仕事の手順を具体的に語ってもらう |
| 仕事紹介 | 現場での点検・清掃・巡回を撮る | 手元・工具・配管まわりのカットと、研修や勉強会で手順を説明する場面で組む |
| 1日密着 | 出社から現場作業、退勤までを追う | 出社・朝礼・資材の積み込み・帰社後の日報や引き継ぎを撮り、現場にいる時間は本人の語りで埋める |
| 会社紹介 | 管理している建物の外観や規模を見せる | 事務所・行事・人の画で組む。建物の規模は、担当している建物の種類や数を言葉とテロップで示す |
どの種類でも、インタビューの質問を「現場で何をしているか」に寄せるのが要です。映像で見せられない分を、本人の言葉で具体的に説明してもらいます。質問はこちらで用意し、台本を読むのではなく質問に答えていただく形で撮るので、話すことに慣れていない方でも成立します。
客先を映さないと、何が伝わりにくくなりますか?
建物の規模感と、働く場所の雰囲気が伝わりにくくなります。正直にお伝えすると、ここは言葉やテロップでは完全には補えません。とくに有資格者の採用では、扱う設備の規模が応募の決め手になりやすく、そこを映像で見せられないのは弱みになります。
補い方は3つあります。1つ目は、担当している建物の種類(オフィスビル、商業施設、病院など)を、建物名を出さずに言葉で示すこと。2つ目は、自社の研修設備や倉庫で、現場と同じ種類の機器や工具を撮ること。3つ目は、次の項目のように、条件付きの許可を部分的に使うことです。
「一部だけならよい」という許可は、どう使いますか?
その条件で成立するカット割りに組み直します。全面的な許可は下りなくても、「機械室は不可」「外観は不可」「共用部なら、利用者がいない時間帯だけ可」といった条件付きの許可が出ることがあります。
- 「外観は不可」→ 建物が特定できない寄りの画だけにする
- 「機械室は不可」→ 共用部の点検や巡回の後ろ姿に置き換える
- 「人が映るのは不可」→ 手元と配管まわりのカットだけにする
- 「時間帯を限定」→ その時間帯に合わせて撮影日の進行を組む
全部の現場で許可を取る必要はありません。自社が管理を受託している建物が1つでもあれば、そこが第一候補です。施主との関係が長い現場ほど許可は下りやすく、1拠点あれば1日の撮影は組めます。
許可を待つか、許可なしで作るか、どう決めますか?
公開したい時期と、何を見せたいかで決めます。客先から建物側へ確認が上がるルートでは、撮影日の3〜4週間前には動き始める必要があり、回答までに時間がかかることがあります。
| 許可なしで先に作るほうがよい | 許可を待つ価値がある |
|---|---|
| 説明会や求人媒体の掲載開始など、公開日が決まっている | 扱う設備の規模を見せることが、採用の決め手になる(有資格者の採用など) |
| 応募が少なく、まず「どんな仕事か」を伝えたい | 施主との関係が長く、許可が下りる見込みがある |
| 許可の相手が多く、誰に聞けばいいか決まらない | 建物そのものが会社の看板になっている |
両方を組み合わせる方法もあります。まず許可の要らない画で1本を作って公開し、許可が取れた現場はあとから撮り足して、職種別の短い動画に分けて納品する形です。納品を分ける場合、同じ撮影日からであれば2本目以降は1本あたり+10万円、別の日に撮り足す場合は撮影日数の分がかかります。
よくある質問
Q. 客先の建物で撮影許可が取れないとき、採用動画は作れますか?
A. 作れます。自社の事務所・倉庫・資材置き場、社員研修や安全大会・朝礼といった自社の行事、人物や看板が映らない手元・工具・配管まわりのカットの3つで、社員インタビューも仕事紹介も会社紹介も組めます。
Q. 制作会社に、施主への撮影許可の交渉を頼めますか?
A. 当社(株式会社OneTrack)は交渉に入りません。貴社と施主の関係で決まる話で、外部の制作会社が間に入って良くなることがないためです。代わりに、申請に書く項目の1枚を作る、許可の条件に合わせてカット割りを組み直す、許可が要らない画だけで1本を組む設計をする、公開前の確認用に動画を施主に見せられる形で渡す、の4つをお手伝いします。
Q. 1日密着の動画は、客先に入れなくても作れますか?
A. 作れますが、形が変わります。出社・朝礼・資材の積み込み・帰社後の日報や引き継ぎを撮り、客先の現場にいる時間は本人の語りで伝えます。現場作業そのものを追いたい場合は、許可が取れる建物を1つ選んで撮るほうが伝わります。
Q. 許可の返事を待っていると、公開に間に合いません。
A. 許可の要らない画で先に1本を作り、許可が取れた現場はあとから撮り足す方法があります。標準の制作期間はご相談から納品まで1〜2ヶ月で、公開日から逆算して組みます。
Q. 許可が要らない画だけだと、費用は安くなりますか?
A. 当社の費用は撮影日数で決まるため、撮る場所によって金額は変わりません。撮影1日30万円〜です。許可取りの往復が増えても、撮影日が1日なら金額は同じです。
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2026年9月24日 公開

